当社の営業担当者は、お墓の専門知識を身につけた「お墓ディレクター」
の資格を取得しております。お墓の建立に際して、宗派から施工内容まで
分からない事、疑問に思うことなどお気軽にご相談ください。

お墓ディレクターは、

一般社団法人日本石材産業協会
で実施した検定で合格した者が、この名称を名乗る事が出来る資格です。


【お墓】   
お墓の形は次のようなものがよいとされています。
 「素朴」
 「力強い」
 「おおらか」
 「見飽きない」
 「抽象的」

お墓は「シンボル」として抽象的でほとんどが同じような形をしており、亡くなられた方の生前の思い出などを具体的な形に残さない様にする場合がほとんどです。
 なぜ生前の思い出などを形に残さない様にするのかというと、現世での思い出のものが形でいつまでも残っていると、亡くなった方が現世に未練が残って「成仏」できないと思われているからです。

 現在の「お墓」は、実際に会った事のない御先祖様より、ご自身や自分の家族だった人達を想う「処」になってきているようです。
以前はご先祖様の功績や不幸な生涯を、ご家族やご親族で過去を語り合う事で、今後自分達がどのような人生を送ったら良いかの指針になっていたと思います。
今の「お墓」は未来の方向へ向き、「樹木葬」や「散骨」等の選択は、ご自身がどのように葬られたいかを考えるようになったことであると思います。そのため、墓石を建てる場合も、形は「シンボル」と言うより「表現」に近いかもしれません。

 都会などでは、墓地を購入せずに建物の中で骨壺のまま葬られている方があると聞きます。樹木葬や散骨をされる方も増えてきていますので、なおさら石の墓石の必要性というものが問われているような気がします。
 しかしながら、建物は石の墓石に比較して対応年数が短いものです。また、樹木葬や散骨は亡くなられた方がどこに埋葬されたのか年数を重ねると分からなくなります。
大自然に還るのだからそれが本来の埋葬であるのかもしれませんが、ご自身と亡くなられたご家族との「つながり」は心の中だけで大丈夫なのでしょうか?
御先祖様との「つながり」とは、お彼岸やお盆はもとより機会があるたびに墓地まで足を運び、お墓を掃除してお線香をあげ供養をする、という「お墓参り」をすることにより強くなるものだと思います。
 既に亡くなった方や会った事のない御先祖様に対して行うご供養の「お墓参り」は、見返りを求めない行為です。「お墓参り」は御先祖様に「お願い」をすることではありません。自分たちの「報告」をすることです。
「墓前に報告」・・・現在では時々見聞きする言葉だと思います。これから何かに臨む時は「力」になり、何かを成し遂げた時は「褒美」として、「心を満たしてくれます。」
御先祖様や亡くなられたご両親は「草葉の陰」で見護ってくれているからなのです。

※「葬る」という言葉は「ほうむる」と読む場合が多いと思います。亡くなった人をお墓に葬るという時に使いますが、闇から闇に葬ると言う時にも同じ言葉を使っています。
 「隠してしまう」という意味もあるため、亡くなった人に対しての「葬る」を「カクシマツる」と解釈した考えもあります。「マツる」は「祀る」と解釈しているようです。
 「祀る」とは、儀式をととのえ神霊をなぐさめ、祈念する。崇めて一定の場所へ安置する。上位にすえて尊ぶ。などの意味を持っています。
 現在の「お墓」は、亡くなった人たち亡骸を「カクシ」て「祀った」ものであるようです。

【石の種類】 →石種サンプル
お墓を建てる場合、現在は「石」で建てる場合がほとんどです。
なぜ「石」なのか、所説あるのですが動物などからの「墓暴き」から防ぐ(隠す)ことが当初の理由のようです。
それが永い年月をかけて、「お墓」という文化となってきた時にその「石」に様々な意味や価値を持たせるようになってきたと考えられています。

 「白い石」「黒い石」「赤い石」様々あります。寺院や霊園、墓地によって取り決めがある場合があります。基本的にはその墓地の規則に従うことになります。
また、産地により石種が異なります。大まかに分けると「国産」と「外国産」になります。硬度とか吸水率とか石種を選ぶときに参考になる資料も出回っています。
「墓相」など縁起を気にされる方は、それに伴った作り方や、地域ごとに異なった施工の仕方が様々あります。
 お墓の石も全く劣化しないわけではありません。石の種類のよっては、数年で石目に変化が出てきます。劣化しやすい石は水を良く吸いますし、水はけも良くないので長い時間吸水した状態が続きます。いつまでも艶を保った状態の墓石をご希望の場合や、ある程度寂れていく墓石をご希望の場合はそれに相応する石種があります。
そういった様々な事に対して、お聞きになりたいことをきちんと説明又は調べてくれる石材店、墓石屋を選ぶ事が後々のためにも大切になってきます。